ナイキのビンテージウエアと合わせてコーディネートしたいのが定番「リーバイスの501」です。70年代～90年代では「66ビッグE」「66前期」「66後期」「赤耳」と種類があり、同じリーバイス501でも価値や特徴が異なります。その中でもナイキオレンジタグと年代が近い「66前期」「66後期」に注目し特徴を見ていきたいと思います
Contents
501 「66前期」「66後期」 の共通点
501「66前期」「66後期」のオリジナルデニムを実際に見ていきたいと思います
501 「66前期」「66後期」 チェーンステッチとアウトシーム
501-66前後期共に裾上げをしていなければ、黄色の糸がチェーンの様（チェーンステッチ）になっています
セルビッチ（耳）も同じようにあります
66後期：アウトシーム裏（シングル） 66後期： アウトシーム裏（チェーン）
アウトシーム裏を見ると
66前後期の場合（スモールe）：シングルステッチ×チェーンステッチ（画像上）
ちなみにビッグEの場合は：シングルステッチ×シングルステッチ
と違いがあります
この違いでバックポケット横の赤タブに表示されたE又はe文字が決まりますが501-66の場合は共に「シングルステッチ×チェーンステッチ」です
501 「66前期」「66後期」紙パッチ
紙パッチは501-66前後期共に同じで501の上に
「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」
と表記されています
501 「66前期」「66後期」トップボタン
66前期 ：トップボタン表側 66前期 ：トップボタン裏側
「66前期」のトップボタンは光沢がなく、全体的に平たいな感じになっています
66後期 ：トップボタン表側 66後期 ：トップボタン裏側
「66後期」のトップボタンは光沢があり、全体的にふっくらした感じになっています
501 「66前期」「66後期」共にトップボタン裏側に「6」の文字があり、デザインもほぼ同じとなっています
501 「66前期」「66後期」小股ボタン
501 「66前期」小股ボタン 501 「66後期」小股ボタン
小股ボタンもトップボタンと同じように
66前期：小股ボタンは光沢がなく、全体的に平たいイメージ
66前期：小股ボタンは光沢があり、全体的にふっくらなイメージ
となっています
501 「66前期」「66後期」 タグ
66前期： タグ表 66前期： タグ裏
デニム裏の左付近にタグがあります
表示されている文字は若干違いがあります
501-66前期、後期共に内容はほぼ同様だと思います
66後期： タグ表 66後期： タグ裏
縮小率8％「shrink approx. 8%」と表記されています（左上画像）
ちなみに赤耳は縮小率10％です
画像右上の501の下に
「7 9 8 」と表記されています
７：7月
9：197☆年の☆に9が入るので1979年
6：6番工場（テキサス州 エルパソ工場）
1979年7月にアメリカテキサス州エルパソ工場で作られた501となります
501 「66前期」「66後期」 の相違点
これまで501「66前期」と「66後期」 ではほどんど違いが分かりませんでした
しかしだれでも分かりやすく判別する方法は一つだけあります
それはポケットの裏（縫い目）を見て判断すると分かりやすいと思います
501 「66前期」「66後期」バックポケット裏
501 「66前期」バックポケット裏 501 「66後期」バックポケット裏
バックポケット裏のステッチに前期後期で違いがあります
66前期の場合： シングルステッチ
66後期の場合：チェーンステッチ
となっているのでポケットをめくれば直ぐに分かると思います
501 「66前期」「66後期」 まとめ
トップボタン裏側に「6」の文字が刻印されている
タグの縮小率8％
アウトシーム裏側にシングルステッチ×チェーンステッチがある
バックポケット裏の縫い目で前期後期を判断
ひとこと
501 「66前期」は「66後期」よりきれいに縦向きに色落ちするので、一般的に価値が高いとされています。ショップやオークションサイトを見ても金額が違うことが分かります。また、ウエストのサイズ、丈の長さ、色落ち具合によっても金額が変わってきます
履かずにコレクションするのであれば、極端にサイズが小さいモノや大きいモノをチョイスするのもいいかもしれません